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500床以上の病院、経営は改善傾向

レポート 2013年11月11日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

11月6日の中医協で公表された医療経済実態調査で、一般病院の病床規模別の結果を見ると、医業と介護の収益から費用を引いた「損益差額構成比」の比率が最も伸び、経営が改善したのは「500床以上」で、依然赤字ながらも、同比が1.1ポイント増となった(2012年度-0.2%、2011年度-1.3%。全体の結果は『病院は依然赤字、診療所は黒字維持』を参照)。最も悪化したのは、「200-299床」で、0.5ポイント減(2012年度-2.4%、2011年度-1.9%)。一般病院全体では、0.5ポイント増(2012年度-0.4%、2011年度0.9%)となり、若干改善した。 医療経済実態調査は、「20-49床」「50-99床」「100-199床」「200-299床」「300-499床」「500床以上」の区分で集計している。 「500床以上」に次いで、改善率が高かったのは「300-499床」で、1.0ポイント増(2012年度-0.3%、2011年度-1.3%)で。改善率の高かった2群は、いずれも赤字が続いているが、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏は11月6日の会見で、「大病院に有利な状況が続いている」として...