日本は変われるのか?
オピニオン
2013年11月13日 (水)
吉岡秀人(ジャパンハート代表)
最近、”いのちの授業”を小学校ではじめた。私には、これをしなければならない理由があるからだ。単に、子どもたちに私の人生を伝えるためではない。 運命か?この授業がスタートした場所は、佐世保の公立小学校で、10~20%の生徒がアメリカ人の子どもだった。 日本は1941年、戦争に突入した。第二次世界大戦、すなわち大東亜戦争(この名称はGHQによって禁止され、太平洋戦争と変えられる)。ミャンマーでは30万人の日本人が戦争に参加し、20万人程が亡くなった。日本全国で約300万人が亡くなったのだ。 国内外で、日本人たちに求められたのは、生きて捕虜にならないという考えだった。中国という国際法という認識すら無かった人々を相手に戦っていたせいかもしれない。つかまって、串刺しにされたり、足を裂かれたりして殺された話は、たくさんあるから、自分で死んだほうがいいと思ったのかもしれない。 ミャンマーでも、無謀な玉砕が繰り返される。刀で、イギリスの戦車隊に切り込む話は何度か現地の年寄りから聞いた。最後は、死ぬ。机上や希望的観測で無謀な作戦が立案され、そして飢えと病気で多く死に、戦闘で玉砕する。 何で死なないといけ...
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