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大学病院議連、増税対応求め決議

レポート 2013年11月15日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

「大学病院を支援する議員連盟」(会長:河村建夫・衆院議員)は11月14日に第3回総会を開き、「大学病院における医療従事者にとって働きやすい職場環境作りに対する診療報酬上の評価」「消費税負担に伴い、大学病院が負担を被らないような措置」を柱とする2014年度予算編成に向けた決議をした。決議文は、11月21日に財務省、厚生労働省、文部科学省に提出する予定。 総会の中で、河村氏は、「医療ニーズが高まる中で大学病院の役割への期待は大きくなる。地域医療でも核となる病院としての役割を担っているが、大学病院には、現在の取り組み強化してほしい」と期待を示した。 議連は、2013年度中をめどに、医学部新設を含む、中長期的な問題についても議論を続ける予定。ただ、出席議員の1人は、総会終了後、医学部新設について「議連で決議するかどうかは分からない」と見通しを語った。 河村氏、大学病院に期待示す 決議文では、診療報酬上の評価と消費税問題への措置以外では、(1)難治性疾患領域等の高度な知識と技能を必要とされる分野の医師養成の充実強化、(2)医療の安全や災害医療など、国民の安全・安心に資する専門領域の高度な医師養成...