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「必要な胃ろう」造設せず、8割経験◆Vol.6

医師調査 2013年11月20日 (水)  島田 昇(m3.com編集部)

Q.14 胃ろうの造設が医学的には必要があると考えられる場合でも、患者等の希望により実施しなかった経験はありますか(N=280)。 胃ろうの造設が医学的には必要があると考えられる場合でも、患者等の希望により実施しなかった経験を聞くと、「経験ある」は84.6%で「経験ない」15.4%を大きく上回る結果となった。 Q.15 胃ろうの造設を反対したのは誰でしたか(複数回答、N=237)。 「Q.14」で「経験ある」と回答した237人の医師に、胃ろうの造設を反対したのは誰かと質問すると、「家族」が71.3%で最も多く、次いで「患者本人と家族」29.5%、「患者本人」25.7%の順で、家族の反対を背景に必要な胃ろうの造設をできない例が多い現状が浮き彫りになった(複数回答)。 胃ろうをめぐっては、本来なら必要ない患者にも造設する例がある一方、その反論として、胃ろうに否定的な意見もあるなど、両極端の意見が出て、患者家族が的確な判断ができず、それに伴い、医療の現場も混乱していることが、今回の調査から伺える。 Q.16 「Q.14」に該当するのは、胃ろうの造設が医学的には必要があると考えられる場合の何%...