精神病床の平均在院日数、微減も460日(2013/11/26 訂正)
レポート
2013年11月22日 (金)
島田 昇(m3.com編集部)
中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)で11月22日、2012年度診療報酬改定結果検証に係る調査「慢性期精神入院医療や地域の精神医療、若年認知症を含む認知症に係る医療の状況調査」の結果概要(2013年度の速報)が報告された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 施設調査(有効回答294施設、回収率30.1%)では、2013年6月時点での精神病床の平均在院日数は460.5日(中央値は356.0日)で、2011年6月の前回調査(平均在院日数471.3日、中央値361.6日)と比較して2.3%減の減少傾向を示したが、依然として長期間の平均在院日数が続いている。 2012年度改定から導入した、精神療養病棟入院料算定病棟の入院患者の退院支援計画を作成し、退院支援部署による退院調整を行ったことを評価する「精神療養病棟退院調整加算」の届出率は28.6%と、導入から3年以上を経ても3割に満たない状況だ。 2012年度改定で新設した「精神科救急搬送患者地域連携紹介加算」の届出率は12.9%と1割強にとどまる一方、関連の受け入れ側の加算「精神科救急搬送患者地域連携受入加算」...
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