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臨床研修、京都の募集定員だけ「補正」

レポート 2013年11月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・国立病院機構理事長)が11月28日に開催され、10月末に同部会がまとめた報告書案に対するパブリックコメントの結果が公表された(『東京、京都、大阪、福岡で研修医減少へ』を参照。資料は、厚労省のホームページに掲載)。その内容を踏まえ、募集定員が大幅に減少する京都府について、臨床研修制度見直し初年度の2015年度研修開始の募集定員に限って、1年限りの経過措置で設けることで一致した。 今年内に28日の議論を受けて、修正した報告書を公表、2014年3月までに改正内容を盛り込んだ通知を出す予定。 臨床研修部会は2013年2月から計11回の議論を経て、2015年度からの臨床研修制度見直しを決定。 パブコメは11月1日から18日までの間に募集。計77件が寄せられ、内訳は、団体9件、地方公共団体10件、その他58件。パブコメを受け、厚労省が論点として示したのは、(1)募集定員が直近の採用実績数を下回る都道府県への対応、(2)他の都道府県の大学で養成している地域枠学生にかかる募集定員への対応――2点。 (1)に該当する唯一の都道府県は、京...