1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 維持期リハ、介護保険への移行期限を延長

維持期リハ、介護保険への移行期限を延長

レポート 2013年12月4日 (水)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は12月4日、2014年度診療報酬改定に向けたリハビリテーションの評価の在り方を議論した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 厚労省は、要介護の被保険者などに対する維持期リハビリテーション(脳血管疾患等リハビリテーション料、運動器リハビリテーション料)を医療保険から介護保険へ移行するための経過措置について、2014年3月までとする期限を延長することを提案した。維持期リハビリテーションを医療保険で受けている人が増加しているほか、介護保険に移行することが困難と見込まれる患者が多数存在することなどが理由。 医療と介護の役割分担を推進する方向性に変わりはないため、厚労省は移行期限の延長を提案する一方、介護保険への移行を促すため、2014年度改定で維持期リハビリテーションについては、居宅介護支援事業所の介護支援専門員との連携などを評価する方針を示した。 医療・介護連携、「医療機関側の覚悟なし」 経過措置の延長について反対する委員はいなかったものの、医療と介護の連携が円滑に進んでいないことへの批判が集中した。 健康保険組合連合...