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「交代勤務制」で勤務医の負担を軽減

レポート 2013年12月6日 (金)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は12月6日、2014年度診療報酬改定に向けた勤務医の負担軽減などについて議論した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 厚労省は、勤務医の負担軽減を目指し、時間外・休日・深夜に行う処置(1000点以上の処置に限る)や手術の評価を充実させる案を示した。「交代勤務制」の導入や予定手術前の当直免除、時間外・休日・深夜の対応に対する手当、採血・静脈注射・留置針によるルート確保について他業種との役割分担を推進することなどが要件。 2012年度改定の結果検証に係る特別調査(2013年度調査)によると、「薬剤師の病棟配置・業務分担」、「医師事務作業補助者の配置・増員」はそれぞれ3割強、1割強の病院が取り組んでいるが、「医師における交代勤務制の導入」、「当直翌日の通常勤務に係る配慮」は数%程度の低い取り組みにとどまっている。加えて9割近くの外科医は、「当直明けが当日の手術に悪影響を及ぼしている」と感じていることなどにも配慮した。 150点以上の処置や手術については現在、時間外・休日・深夜の加算が設けられているが、勤務医の負担軽減は...