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「後発品の薬価、先発品の6割で」

レポート 2013年12月6日 (金)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会の薬価専門部会(部会長・西村万里子・明治学院大学法学部教授)は12月6日、関係業界から意見聴取した(資料は、厚生労働省のホームページを参照)。 11月27日の会議で厚労省が示した論点整理に対するヒアリングだ(『次期薬価改定に向け、論点整理』を参照)。後発医薬品については、初めて収載される後発医薬品の薬価を、先発医薬品の0.7掛け(10品目超の場合は0.6掛け)から、2014年度薬価改定で0.5掛けにする厚労省案に対し、日本ジェネリック製薬協会会長の吉田逸郎氏は、「0.6掛けとすることをお願いしたい」と妥協案を提示。後発医薬品の薬価にバラツキがある問題については、無理に統一価格を目指すことは企業経営に大きく影響すると理解を求めた。 後発医薬品の薬価を先発医薬品の0.6掛けとする提案について、特に意見はなかった。日本薬剤師会副会長の三浦洋嗣氏は、後発医薬品の薬価にバラツキがあることについて「同じ成分なのに、薬価のバラツキは理解できない。なぜか」と質問すると、吉田氏は各社の経営戦略などによりバラツキが生じていると説明。日本医師会社会保険診療報酬検討委員会委員長の安達秀樹...