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医学部定員、2014年度は20人の微増

レポート 2013年12月17日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省は12月16日、2014年度の医学部入学定員の増員計画を公表、2013年度より20人増の9061人になる予定だ(資料は、文科省のホームページに掲載)。ただし、「地域枠」については、大学と都道府県との調整が付いていない大学があるため、今後、追加申請を受け付けるという。 増員するのは、総計5大学。内訳は、国立4大学18人、私立1大学2人。公立大学については、本年度は増員計画はない。文科省が11月末に、医学部新設を1カ所認可する基本方針を示している東北地方では、弘前大学が5人増の132人、秋田大学が2人増の127人。それ以外の4大学は増員しない。 医学部定員は2008年度から増加に転じたが、2007年度の医学部定員7625人との比較では、1436人増。2008年度168人増、2009年度693人増、2010年度360人増、2011年度77人増、2012年度68人増、2013年度50人増と推移しており、定員増が一段落した感がある。増員期間は2019年度まで。それ以降の取り扱いは、医師養成数の将来見通しや定着状況を踏まえて判断される。 増員は、(1)地域医療への従事を条件とした奨学金、...