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医学部新設、ほぼ100%実現する - 村井嘉浩宮城県知事に聞く◆Vol.3

インタビュー 2014年1月10日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――県としては、2014年4月くらいをメドに、「県が考える理想の医学部」を作る大学の候補を絞り込む予定。 はい、そうです。各大学から申請が出た段階で、私は国からヒアリングを受けると思うのです。その前日までに考えて、ヒアリングの時に、「私はこの大学が一番、県の考え方と一番合っています。この大学をぜひ選んでほしい」と言います。 村井知事は、「医師会からお叱りを受けると、本当に辛い。でも、必要なことはやっていく」と強い決意を語る。 ――繰り返しになりますが、自治体病院の勤務医を養成する、総合医の担い手を養成する。これら二つ以外に、選考基準はありますか。 その二つの我々の要求をクリアしてくれるかどうかが、私が応援する最大の基準。それ以上はないですね。私は大学や病院の経営については素人なので、「あれもこれも」と言うと、かえって足かせになってしまいます。経営は楽ではないと聞いているので、条件を付加して、迷惑をかけたくはないです。 ――あとは話し合いの中で、各大学の理念に共鳴できるかなどがカギとなる。 そうです。それもあります。先方がただ単に、「医学部を作りたい」、あるいは「これがチャンスだから作り...