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医療材料、革新性評価と内外価格差を是正

レポート 2013年12月26日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は12月25日、保険医療材料専門部会(部会長・印南一路・慶應義塾大学総合政策学部教授)が同日取りまとめた「2014年度保険医療材料制度改革の骨子」を了承した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 保険財源の重点的・効率的な配分を行うため、より革新性の高い医療材料についてはイノベーションの評価を充実させることや、内外価格差を是正するため外国平均価格の算出方法などの見直しが骨子。 イノベーションの評価は、原価計算方式について、現在は新規収載品の革新性の度合いに応じてプラスマイナス50%の範囲内で営業利益率の調整を行っている。これを加算ルールの定量的な評価の導入を前提として、上限をプラス100%まで引き上げる。 外国価格を参照する対象国は、現在の5各国(米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア)を維持。外国平均価格は、構造、使用目的、医療上の効能および効果が、当該新規収載品と最も類似している外国の医療材料の国別の価格を相加平均して求める。ただし、対象となる国が2カ国以上あり、そのうち最高価格が最低価格の3倍を上回る場合...