管理栄養士の配置義務化、撤回を

前略 国民医療の確保と改善に向けたご尽力に敬意を表します。 （有床診療所の管理栄養士配置義務化の撤回について） さて、有床診療所の管理栄養士配置義務化については、中医協においても見直しが検討されています。 厚生労働省調査でも7割の有床診療所で常勤・非常勤を問わず管理栄養士が雇用できず、54％の有床診療所で2013年度中に確保する目処が全く立っていないと回答しています。 当会が全国11都道府県で実施した調査でも、73％の有床診療所で管理栄養士がおらず、確保が可能と回答したのは11％に過ぎません。 さらに、配置義務が撤回されなかった場合には、「病床を閉鎖する（24.7％）」、「閉鎖を検討する（23.8％）」となっています。 田村厚生労働大臣は、11月5日の参議院厚生労働委員会で「地域医療において有床診の果たす役割は、非常に大きいと認識している」と発言され、管理栄養士配置義務化が撤回されなければ「有床診の存亡の危機」と明言されておられます。 有床診療所における管理栄養士配置義務化の撤回は、地域医療を守るために絶対に不可欠であり、義務化撤回に向けて一層ご尽力をお願いいたします。 （病院の管理栄...