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山中氏の社会的影響にも期待◆Vol.7

医師調査 2014年1月7日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.6で「2014年の医療界で期待したい人とその理由」を、自由回答形式で聞いたところ、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授を挙げた会員が、勤務医で500人中27人、開業医で500人中21人、合計48人で最多となった。理由としては「再生医療の基礎的分野の推進と応用面のバックアップを期待している」という技術面への期待だけでなく、「現実と理想の違いをしっかりと唱えてほしい」「世論に説得力があるから」などと社会的な影響を考慮した回答もあった。 山中氏に次いで、多かったのは、日本医師会長の横倉義武会長で12人(勤務医2人、開業医10人)。「日本医師会が真の意味で医師全体のための団体になるよう尽力してもらいたい」との意見があった。 安倍晋三首相も11人(勤務医5人、開業医6人)の会員が挙げた。「自分が病気で新薬の恩恵を身にしみて感じていると思う」、「自身が潰瘍性大腸炎のため新薬にも理解ある」との期待も寄せられが、2013年度末に決まった2014年度診療報酬改定率は、実質マイナス1.26%の結果となった。 無回答も可能な形式だったが、「いない」と明記した会員が、17人(勤務医9人、開業医8人)...