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2014年度改定「議論の整理」了承、パブコメへ

レポート 2014年1月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は1月15日の会議で、「2014年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」(案)を了承した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。今後、約1週間、パブリックコメントを求めるほか、1月24日には仙台市で公聴会を予定している(1月24日まで。パブコメはこちらから)。 「2014年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」(案)は、改定の基本方針と同様に、重点課題である「医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等」と、4つの「改定の視点」から成る。重点課題は、入院、外来、在宅、連携の4つが柱で、最大のポイントは、入院関連では7対1入院基本料の見直し、外来では大病院の外来制限と主治医機能の評価だ(『7対1の「急性期病床」、大幅削減に着手』、『500床以上の大病院外来、締め付け強化』などを参照)。 「改定の視点」は、(1)充実が求められる分野を適切に評価していく視点、(2)患者等から見て分かりやすく納得でき、安心・安全で質の高い医療を実現する視点、(3)医療従事者の負担を軽減する視点、(4)効率化余地がある分野を適正化す...