ICTによる“医領解放”、着実に進展
レポート
2014年1月27日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
第4回神戸医療イノベーションフォーラムが1月26日、神戸市で開催され、ICTの医療現場での最新活用事例を中心に、数々の現場発のアイデアや取り組みが紹介された。神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成プログラムの一環として開催されたもので、シンポジストや参加者を合わせ約300人が出席。 同フォーラムは年1回開催されている(第3回は、『“医領解放”のカギは医療者の本気度とICT』を参照)。今回のシンポジストは17人。先進的事例が他の地域に広がりつつある状況や、単に情報の記録や共有のツールとしての枠を超えて、スマートフォンやタブレット端末が活用されている実態が浮き彫りになった。 主催の杉本真樹氏(写真右の左)のほか、ソフトバンクモバイルビジネス推進統括部首席エヴァンジェリストの中山五輪男氏(同中央)、ジャーナリストの林信行氏(同右)のトークセッションも交えたフォーラムは、計6時間にわたった。 2011年4月からスタートした、佐賀県のiPadを活用した医療機関情報・救急医療情報システム(99さがネット)は、既に他の8県で導入済み。また、体内埋め込み型血糖値センサーなどのデバイスの開発も進み、...
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