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DPC、持参薬はNG、再入院も厳しく

レポート 2014年2月1日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

2014年度診療報酬改定で、DPCについては、2012年度改定で打ち出された方針通り、今改定を含めた計3回の改定で見直しを進めることになる。出来高制からDPCへの円滑な移行を進めるために、医療機関別に設定された「調整係数」から、「基礎係数」と「機能評価係数II」への置き換えを進める。 今改定では「調整係数」の50%を置き換えるが、それに伴う推定診療報酬の変動率が、激変緩和の観点から「プラスマイナス2%」の範囲内に収まるよう調整することが、中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は1月29日の会議で、承認された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 それ以外には、「機能評価係数II」を見直し、後発医薬品の使用を評価する指数が加わるほか、「3日以内に同一疾患で再入院した場合には、一連の入院と見なす」再入院のルールを、「7日以内」に延長する。持参薬についても、入院中に使用する薬剤を外来処方し、患者に持参させている医療機関があるため、「持参薬を、入院の契機となった傷病の治療目的に使用することは原則禁止」とする(『DPC病院のモラル・ハザード対策が主眼』、『大学医師...