日本医学会の新法人、4月に発足へ
レポート
2014年2月6日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
この4月、学術団体の新法人、「日本医学会連合」が誕生する。既存の「日本医学会」と名称が似ており、日本内科学会や日本外科学会をはじめ、118の分科会を束ねる点では共通だが、最大の相違は、法人格を持ち、日本医師会とは独立した組織である点だ。新法人の発足は、2013年12月の日本医学会の臨時評議員会で決定した。 医師でも知らない向きが少なくないが、日本医学会は現在、日本医師会内の一組織であり、法人格を持たない。4月以降も日医内の日本医学会は残る。やや紛らわしいが、118の分科会から成る組織が、「日本医学会」と「日本医学会連合」という二つの名称の団体を作り、法人格が必要な業務は「日本医学会連合」が、法人格がなくても可能なこれまでの業務は「日本医学会」がそれぞれ担う。母体は一つだが、機能を二つに分けることになる。 図1 日本医師会と日本医学会、新法人(日本医学会連合)との関係(提供:日医副会長・今村聡氏) 新法人発足を進めたキーパーソン、日本医学会副会長の門田守人・がん研有明病院院長は、その狙いを「日医からの独立分離やけんか別れなどでは決してない。法人格という組織形態を取らない限り、日本医学会の...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。