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個別指導医師数が倍増、「業務効率化の結果」と厚労省

レポート 2014年2月5日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)の2月5日の会議で、個別指導を受けた医師数が、2011年度と2012年度の2年間、それ以前の3年間と比べ倍増し、5000人を超えたことが報告された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 厚労省保険局医療指導管理官は「震災からの回復(で指導ができるようになった)」「業務の効率化」を増加理由として挙げたものの、同時期における個別指導を受けた歯科医師数も2008年度は1229人だったが、2011年度と2012年度は2000人程度に増加している。 個別指導を受けた医師数は、2008年度から2010年度は1933人から2282人で推移していたが、2011年度は5993人、2012年度は5074人。個別指導を受けた医療機関は2008年度に1177件だったが、2012年度は1553件となっている。集団的個別指導の件数は、大きく変化していない。 中医協委員の日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏が、増加の理由を聞くと、厚労省の担当者は「増えた理由として震災からの回復業務の効率化を挙げ、「個別指導は目標数があるが、増加の明確な理由は分析してい...