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10年間の政権「大差なし」が7割◆Vol.2

医師調査 2014年2月12日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.1 過去10年間の診療報酬改定をはじめとした医療政策について、どの時代が一番良かったか? Q-3では、「過去10年間の診療報酬改定をはじめとした医療政策について、どの時代が一番良かったか」を、理由と併せて聞いた。 圧倒的に多かったのは、「いずれも大差ない」との回答で69.6%となり、7割に迫った。診療報酬は公定価格であり、政策誘導の有力なツールになるが、政権によって変わらないとの印象が多かったのは、政治家に対する期待の低さ、あるいは財務省主導の性格が強いことを多くの医師が実感している表れとも言える。 次に多かったのは、「民主党政権時代(2009年9月から2012年12月)」で14.3%となった。民主党政権時代の診療報酬改定率は、2010年度プラス0.19%、2012年度プラス0.004%で、プラスを維持し続けたことなどが影響し、ここ10年の政権の中では一番高い評価となった。 3番目は、「小泉政権(2001年9月から2006年9月)」。小泉政権時代は、社会保障費の自然増の抑制政策が取られ、2002年度改定はマイナス2.7%、2004年はマイナス0.1%、2006年度はマイナス3.16...