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「夜間や休日の手術」、医師の負担軽減

レポート 2014年2月13日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

前回改定に続いて、2014年度診療報酬改定の柱の一つが、「病院勤務医等の負担軽減」。手術と処置について、休日・時間外・深夜加算を手厚く評価する(『「交代勤務制」で勤務医の負担を軽減』を参照)。予定手術前の当直の免除、交代勤務制か手当支給などを条件としており、当直や夜間の呼び出しなどの対応の改善を図るのが狙い。医師の事務負担軽減を図るため、「医師事務作業補助体制加算」についても、一定の条件を前提に引き上げる(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 今改定で、新設されるのは、「1000点以上の手術と処置」への加算。休日加算1は各点数の1.6倍、時間外加算1は0.8倍、深夜加算1は1.6倍の加算となり、いずれも現行の加算額の2倍になる。現行の加算は、休日加算2(0.8倍)、時間外加算2(0.4倍)、深夜加算2(0.8倍)として残る。 「加算1」を算定できるのは、(1)予定手術前の当直(オンコール含む)の免除(年12回までは免除しなくても可)、(2)交代勤務制の実施(チーム制も含まれる)、または時間外・休日・深夜の処置・手術に係る医師の手当支給を実施、(3)採血、静脈注射、留置針によるルー...