1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. DPCデータ収集体制、加算で充実

DPCデータ収集体制、加算で充実

レポート 2014年2月13日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

今改定の特徴は、今後の診療報酬改定に備え、診療情報の収集体制を充実させる点。従来は一般病棟入院基本料(7対1、10対1)をはじめ、急性期病棟での算定に限られていた「データ提出加算」の算定対象を、全病棟に拡大した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。さらに7対1入院基本料については、「データ提出加算」の算定を義務化する(2015年3月31日までの経過措置あり)。 「データ提出加算」とは、2012年度診療報酬改定で新設された点数。DPC 以外の病院が、DPCデータ(DPCフォーマットデータ)を提出する場合に、算定できる。「1」(入院中1回、200床以上100点、200床未満150点)は入院データのみ、「2」(同200床以上110点、200床未満160点)は、入院と外来のデータを提出した場合の点数だ。 DPCデータ作成・提出のため、「診療録管理体制加算」も約3倍に引き上げる。現行は入院初日に30点が算定できるが、新たに「加算1」100点(入院初日)を新設、従来の点数は、「加算2」30点とする。 「診療録管理体制加算1」の要件は、(1)年間退院患者実数2000人当たり、1人以上の専任の診...