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「1疾病1診療報酬を目指すべき」、白川氏

レポート 2014年2月13日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

2月12日に2014年度の診療報酬改定案が答申されたのを受けて、中医協の支払側の委員が、厚生労働省内で会見した。同日の中医協総会では、意見もなく答申されたが、会見では、消費税増税対応分を初診料などの基本診療料に上乗せした点や議論の進め方などについて、最後まで不満が出た。健康保険組合連合会専務理事の白川修二氏は、現状の診療報酬が、加算が多く複雑になっている点を聞かれ、「1疾病1診療報酬を目指すべき」と述べる場面もあった。 健康保険組合連合会専務理事の白川修二氏は、主治医機能の広がりに期待を示した。 消費税問題「強硬な議事」 会見では、消費税増税分の対応への不満が相次いだ。社会保障審議会では「個別項目への上乗せを組み合わせて対応する」と示されていたが、ほとんどが基本診療料となった。白川氏は、「(初再診料が、増税幅の)3%以上伸びた部分が、納得できない。国民の理解が得られない」と繰り返した。 さらに、決定プロセスのあいまいさも指摘する声も。中医協で、厚労省側が示したのは、基本診療料に多くを乗せる案がメーンで、個別項目に振り分けた具体案は示されないまま、公益裁定で、厚労省案に決定した。経団連社...