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米国型医療より日本医療が長寿に貢献◆Vol.7

医師調査 2014年2月24日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.12 日本型医療と米国型医療のどちらが、寿命の長さに貢献していると考えますか? Q12では、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加決定を踏まえて、「日本型医療と米国型医療のどちらが、寿命の長さに貢献しているか」を聞いた。 圧倒的に多かったのは「日本」で75.9%となった。米国と答えたのは、わずかに0.4%で、勤務医の2人のみ。開業医会員で「米国」と答えた人はゼロという結果になった。2013年のWHO(世界保健機構)の統計では、日本の寿命83歳に対して、米国は79歳で、実際に日本の寿命は長いことや、民間保険が主流の米国では、皆保険が実現していない点などを考慮したとみられる。ただ、「一概には言えない」との回答も20.2%いた。 米国型医療との比較を聞いた質問(『保険者の診療関与「一定程度必要」、勤務医の55%◆Vol.6』を参照)では、6割以上が一定程度以上の「受診医療機関の制限」について、「必要あり」などと回答していて、医療制度を考える上で、寿命だけが基準となっていないことがうかがえる。 Q13では、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉について、「期待する点、不安な点」を自由回答で...