仙台厚生病院、医学部新設の連携先は東北福祉大
レポート
2014年3月6日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
文部科学省が「被災地に1カ所」という方針で、医学部新設を認める条件を11月に示してから3カ月(『「医学部新設、東北を勇気づける効果」、仙台厚生病院』を参照)。仙台厚生病院は2月末、東北福祉大学と連携して新設を目指す構想を発表した。 仙台厚生病院を運営する一般財団法人厚生会理事長の目黒泰一郎氏は、「基本理念や基本姿勢は、これまで示してきたものと変わりはない」と説明。同病院と東北福祉大学は、2011年6月から具体的な検討を重ね、9月に基本構想を公表していた(『医学部新設に向け報告書、仙台厚生病院・東北福祉大』を参照)。 その後、同じく仙台に拠点を持つ東北学院大学と連携する話も浮上。しかし、文部科学省が医学部構想の提出期限としている5月が迫ってきているため、「東北学院大学との連携に向けた協議は時間切れという形で終了し、東北福祉大学との連携という初期の形態に回帰した」(目黒氏)。 今回公表された構想では、教育方針として、被災地の医療に従事する総合診療的な役割を担う医師養成を目的とするだけでなく、開学当初から積極的に医学教育の英語化を進め、「日本の医師需給状況に応じて、アジア・アフリカの留学生の...
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