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専門医の新機構、学会外したわけ - 池田康夫・日本専門医制評価・認定機構理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2014年3月13日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

この4月、厚生労働省の「専門医の質のあり方に関する検討会」の昨春の報告を受け、「日本専門医機構」が発足する。これは、専門医の認定や養成プログラムの評価・認定などを行う中立的な第三者機関だ。専門医の質の向上などが目的。 「日本専門医機構」の理事長に就任するのが、日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫氏(慶應義塾大学名誉教授)。これまで専門医制度に関わってきた同機構は発展的に解消する。 「日本専門医機構」をめぐっては、日本内科学会や日本外科学会など基本領域の学会が社員に加わらず、組織の見直しを迫られた経緯がある(『「学会外し」の専門医制度、73学会が覆す』を参照)。今後は、「総合診療専門医」の新設を含め、その船出に向けて検討すべき課題は多い。専門医制度は、どのように変わっていくのか……。新機構にかける思いも含めて、池田氏にお聞きした(2014年3月3日にインタビュー。計5回連載)。 ――2月13日に「日本専門医機構」の組織委員会が開催されました。 2月13日には、組織の概要、定款、設立時の社員、理事、代表理事などを決めました。ただ、その以外にもやるべきことはたくさんあり、どこまで具体的...