1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. “医療事故調”メーリングリスト、発起人に40人超参加

“医療事故調”メーリングリスト、発起人に40人超参加

オピニオン 2014年3月11日 (火)  坂根みち子(「現場の医療を守る会」代表世話人、坂根Mクリニック院長)

3月8日鹿児島市で開催された「医療を守る法律研究会」の講演会において、私は、「現場の医療を守る会」を発足させ、今国会で法制化される“医療事故調”の問題点を現場の医療者にも共有してもらうため、期間限定のメーリングリストを立ち上げ、広く登録を呼びかける準備をしていることを説明しました(『第三者機関へのスイッチ押すのは管理者』を参照)。代表世話人は、私が務めます。 今回の制度が動き出せば、直接の当事者は現場の医療者となりますが、“医療事故調”に対する現場の興味が薄れ、このままでは「第2の大野病院事件」の発生も危惧されるため、強く注意喚起を促すとともに、より良き制度を作ることが目的です。今後、厚労省の事故調研究班でのガイドライン作りが始まると聞いており、国会での法案審議だけでなく、その動向も注意深く見守る必要があると考えています。 以下が説明文です。 「期間限定・医療事故調シングルイシュー」でまとまりませんか。 現在「ヒヤリ・ハット」事例を積極的に報告させ、医療事故の防止に努めている医療機関は多いと思います。その場合、当事者名は省かれ、事例のみの検討となり、当事者が責められることはありません。...