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中医協・基本問題小委が“復活”

レポート 2014年3月26日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

3月26日の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)では、次回の2016年度診療報酬改定と、消費増税対応の検討体制について、中医協の診療報酬基本問題小委員会を2007年以前の体制に戻し、復活させるとともに、分科会の役割を見直す方針を決めた(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 基本問題小委員会は、中医協総会の前段階として、特定の事項についてあらかじめ意見調整を行う役割を担う。2007年までは中医協総会よりも小規模だったが、民主党政権誕生後の2009年秋以降、中医協総会と同体制となり、ほとんど開催されなくなった。中医協総会が全ての議論の主舞台となり、時に議論は長時間にわたった。今後は、基本問題小委員会で議論、その結果を踏まえて、中医協総会でさらに議論を深める必要があるものは時間をかけるとともに、基本問題小委員会の結論が妥当であれば確認程度で済ませるなど、議論にメリハリを付ける。 中医協総会は、支払側7人、診療側7人、公益側6人、専門委員10人。基本問題小委員会は、支払側5人、診療側5人、公益側6人、専門委員1人とする。 3月26日の中医協総会では、DPCなど...