「服薬管理は医師の業務」、横倉日医会長が明言
スペシャル企画
2014年3月31日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
3月30日に開催された第131回日本医師会臨時代議員会で、日医会長の横倉義武氏は、2014年度診療報酬改定で新設された、主治医機能を評価する点数である「地域包括診療料」と「地域包括診療加算」について、「日医が主張してきた、かかりつけ医機能の評価の道すじになる」と期待を込めた。 両点数が、服薬指導、健康相談、介護保険の相談などを要件としているのは、2013年8月の日医と四病協の医療提供体制に関する提言を受け入れたものであるとし、横倉氏は、「伸び続ける調剤医療費、大型チェーン薬局などの問題もある。今回、特に強調したいのは、服薬管理は医師の業務であることを改めて明確にしたということ」と述べ、かねてから問題視してきた調剤医療費の伸びの抑制にもつながることを示唆した。 「地域包括診療料」と「地域包括診療加算」に関する質問に回答したのは、横倉義武日医会長。両点数を評価している表れと言える。 さらに横倉氏は、今改定では、外来の機能分化の推進の観点から、500床以上の大病院の紹介率、逆紹介率の要件を引き上げ、大病院から診療所、中小病院への外来患者への誘導策を設けることもできたとし、「外来の機能分化を進...
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