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「自分以外による再現例ある」と小保方氏、STAP

レポート 2014年4月10日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方晴子ユニットリーダーらがNature誌に掲載した「STAP細胞」の論文の不正疑惑について、小保方氏が理研の調査報告について不服を申し立て、4月9日に大阪府内で2時間半にわたり会見した(『理研の調査に疑問続々、STAP論文問題』を参照)。 会見では、代理人を務める三木秀夫弁護士が、質問を遮る場面が多く見られた上、Nature論文発表後の過ごし方や小保方氏が愛用していたとされる「割烹着」などの質問が出るなどして、論文に不正があると認定した理研の調査結果に対し、新たな科学的根拠を示して回答する場面はなく、小保方氏は、時間や体調の問題から「準備不足」との認識を示した。Nature論文については、小保方氏は「撤回すると『結論は誤り』と世界に発表することになる」として、撤回に同意しない意向を示した。 不服申立書の中で、小保方氏は悪意を否定した上で、「論文不正には当たらない」と主張しているのに加え、理研の調査の不十分さを指摘し、再調査を求めている。不服の申し立ては4月8日付。理研は受理済みで、申し立てから10日以内に再調査するかを決定する。...