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医薬分業「患者負担増」懸念が7割超◆Vol.3

医師調査 2014年4月17日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

Q4では、医薬分業のメリットとデメリットを「医師の負担」「医療機関の負担」「患者関連」などの観点から、複数選択可能な方式で聞いた。全体では、医師や医療機関の負担軽減をメリットとして挙げる回答が目立った。デメリットについては「患者負担」「医療機関への経営」が多く、「患者負担の金銭的自己負担」や「患者が医療機関と薬局に行く手間」はともに、7割以上が懸念を示した。 Q.4 医薬分業のメリットは何ですか?(実施している人) 医薬分業を実施している医師の回答で最も多かったのは、「医薬品の在庫負担管理」で81.8%となった。次いで、「処方の医師と薬剤師の相互チェック」が75.7%、「不要な薬や二重処方の防止」が72.8%となり、医師や医療機関の観点からのメリットが上位に入った。 厚生労働省が推進する「後発医薬品の利用率」をメリットとして挙げたのは44.5%。「メリットはない」は6.6%となった。 Q.4 医薬分業のメリットは何ですか?(実施していない人) 医薬分業を実施していない医師の回答で、最も多かったのは「医薬品の在庫負担管理」で、実施している医師と変わらなかったが、割合は66.7%にとどまっ...