保険薬局の経営規制、半数が「必要」◆Vol.7

Q.13 保険薬局の経営に規制が必要ですか？ 日本では、保険薬局経営は、株式会社も可能な制度となっている。Q13では、一般薬のインターネット販売が一部を除いて解禁となり、処方薬のネット販売解禁を求める声もある中、「保険薬局経営に何らかの規制が必要か」を聞いた。「必要」が52.2％、「必要でない」が47.8％で、ほぼ拮抗した。「必要」とした会員に、具体的な方策を、任意回答で聞いた。営利を追求する姿勢を懸念する声や、副作用発生時の責任の在り方を疑問視する声が強かった。以下、主な意見を紹介する。 【経営母体】 ・利益追求型の株式会社参入は医療・介護・福祉になじまない。徹底的な排除を法制化すべきである。 ・倫理や営利中心行為への罰則規定の充実。 ・目的が営利となっては本末転倒。 ・公的機関（市町村など）も参加可能にすべき。 ・調剤費の統一と医療法人の保険薬局経営を可能とする。ネット販売は一般薬について可とし、同成分薬の保険外薬とする。 ・販売する側の適正な薬剤処方能力と、処方を管理する能力を、常に審査する必要があり、「資格なし」となった場合には、販売資格停止となるような厳しいシステムが必要かも...