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「薬剤師資格は形骸化」との声も◆Vol.11

医師調査 2014年5月15日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

Q17では、「医薬分業や薬剤師について、期待することや不満など」を、自由記述の方式で書いてもらった。以下、主な意見を紹介する。 【医薬分業への否定的意見】 ・医薬分業は金がかかる割に患者のメリットが少ない。 ・医薬分業でうるおったのは薬局だけということを考えると、元の状態に戻すのが、医療費抑制に関しても一番理想的だと思う。 ・精神科では医師と薬剤師のわずかな意見の違いや、ささいな薬の見た目の違いなどから症状の悪化を招くことがしばしばある。医薬分業には反対。 ・医薬分業のおかげで、患者負担も増え、医療費も増えてしまっている。その割にメリットは少ない。院内処方の面倒を軽減したいのは山々だが、デメリットばかりでは困る。 ・医薬分業は株式会社や薬剤師のための制度と考えている。決して患者のための制度とは考えられない。 ・厚労省が薬剤師会の要求に応えて医薬分業を誘導する保険点数設定を行ったことが過ちの始まり。 ・厚生省の方針に一貫性がないので、もっとはっきり方向性を示してほしい。 ・患者の経済的負担が少なくなる方向を期待する。 ・厚労省の目指すものが見えない。厚労省の得意技、かけたはしごを外す。医...