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新薬14成分、22品目の薬価を了承

レポート 2014年5月14日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)が5月14日に開催され、新薬の薬価を承認した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。5月23日付けで薬価収載の予定。 内訳は、内用薬12成分・20品目、注射薬1成分・1品目、外用薬1成分・1品目。厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で、「医療上の必要性が高い」と判断され、同省が企業に開発要請・公募し、承認されたのは2成分。ホモシスチン尿症に対するベタイン、多発性硬化症の再発予防と身体的障害の進行抑制に対するナタリズマブだ。 またアテディオ配合錠(バルサルタンとシルニジピンの配合薬)と、ザクラス配合錠(アジルサルタンとアムロジピンベシル酸塩の配合薬)は、御新薬に適用される14日処方制限ルールの対象外となった。いずれも既収載医薬品の配合薬であるからだ。 今回承認された中で、トルバプタン(販売名サムスカ錠)の薬価を高すぎると批判したのは、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏。同薬の効能・効果は、「腎容積が既に増大しており、かつ腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制」。薬価は1錠(30mg)...