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「“事故調”法案、発展途上」、自民3議員が指摘

レポート 2014年5月25日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

5月24日に東京都内で開催されたシンポジウム「『医療事故調査制度』法制化に伴う対応」で、3人の自民党国会議員が、今国会に提出されている“医療事故調”法案は発展途上にあり、近く始まる参議院での法案審議で必要事項を確認するほか、法律運用に当たって作成されるガイドラインの内容を国会議員の立場で注視する必要性を強調した。“医療事故調”法案が盛り込まれている医療介護総合確保推進法案は、5月15日に衆議院で可決している。 参議院議員で、厚生労働委員会委員長の石井みどり氏は、歯科医師でもある。 参議院の厚生労働委員会委員長の石井みどり氏は、「“医療事故調”法案は、発展途上の法案。医療は国民と医療者の双方のものであり、医療者が委縮する内容であってはならない」と強調した。今国会前に、自民党内で議論した経緯を紹介、「残念ながら、自民党としてはこれを認めるとなったので、橋本岳議員と『解釈覚書』を提出した。この内容が重要」と説明。さらに、参議院の法案審議で議論すべき重要項目として、石井議員は、第三者機関への届出対象に「死産」が入っている点を挙げた。ガイドラインについては、「我々は、国民の付託を受けて、立法府に...