m3.com トップ>医療維新>レポート|混迷する”医...>医師法21条、「医療事故の届出想定せず」、厚労相
2014年6月11日 橋本佳子(m3.com編集長)
参議院厚生労働委員会で6月10日、田村厚労相は、異状死体の届け出を定めた医師法21条の解釈について、「医療事故等を想定しているわけではない。これは法律制定時より変わっていない」と答弁した。その上で、2004年の都立広尾病院事件の最高裁判決は「外表を検案して、異状を認めた場合」、いわゆる外表異状説で判断していること、2012年の厚生労働省検討会で、当時の田原克志医事課長も外表異状説を基に説明していることを挙げ、外表異状説が厚労省の解釈であるとした(『「診療関連死イコール警察への届出」は誤り』を参照...
「刑事事件は激減する」、根拠なし 2015/3/9
「激論、4時間強」、“事故調”結論出ず 2015/2/26
「冤罪の教訓から学べ」、政務官と日医会長に要望 2015/2/24
「医師の責任追及、目的にあらず」、橋本政務官 2015/2/23
「事故調査で医師自殺」を回避せよ、大磯教授が提言 2015/2/7
「医療過誤の呪縛から解放を」事故調シンポ 2015/1/19
事故調査、「個人の責任を追及せず」 2015/1/14
「事故報告書の4%が捜査の端緒」、容認できるか 2014/12/16
医師への懲罰、回避できるかが最大の焦点 2014/12/12
“事故調”、核心部分、いまだ意見対立 2014/11/26
“事故調”はWHOガイドライン準拠、日医が見解 2014/11/26
「事故から学ぶ」医療安全は限界 2014/11/24
“事故調”検討会、来年2月の取りまとめへ 2014/11/14
「悪代官・厚労省に十手を渡すな」 2014/10/6
“事故調”の参院審議、光と影 2014/6/24
医師法21条、「医療事故の届出想定せず」、厚労相 2014/6/11
「“事故調”法案、発展途上」、自民3議員が指摘 2014/5/25
「医療者を罰する仕組み」との峻別が必須 2014/5/20
秘密裏の“事故調”論議に現場から提言 2014/4/3
“医療事故調”、日本医療安全調査機構が名乗り 2014/3/25