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成田医学部、東北より早い可能性、市幹部が答弁

レポート 2014年6月12日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

政府が主導する千葉県成田市を含めた「東京圏」の国家戦略特区において、医学部新設を含めた医療関連新事業創出が検討されている中、6月11日の成田市議会では、医学部新設を巡る質問が出た(「成田・国際医療福祉大学の医学部新設、再浮上」を参照)。東北地方における医学部新設が、2016年4月以降となり、スケジュールが後ろにずれこんでいることの影響を聞かれた同市企画政策部長の根本欣治氏は、「東北より先になる可能性がある」との認識を示した。馬込勝未市議の質問に答えた。 規制改革のメニューとして、医学部新設が許可された際の事業者選定については、「国が原則公募」との方針を示しているのに対して、小泉一成市長は、特区の構想を共同提案したことなどを理由に、「規制改革で、医学部新設が認められた場合、国際医療福祉大学と協力して事業を進めたい」との意向を示した。質問した同市市議の伊橋利保氏は、原則通り公募の実施を求め、「応募された中から、最も知名度の高い大学が望ましいのでは」と注文を付けた。 成田と東北の同時新設は否定 文部科学省の下村博文大臣が3月の国家戦略特別区域諮問会議に示した資料では、「国家戦略特区における医...