1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 日本は医療ツーリズムのメッカであるべき

日本は医療ツーリズムのメッカであるべき

レポート 2014年6月15日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

6月13日に開催された日本病院会の社員総会で、自民党の衆議院議員、鴨下一郎氏が、「これからの社会保障を考える」をテーマに講演、自民党政権下の医療政策について、「何より日本が“稼ぐ”必要がある。その結果として社会保障が成り立つ。社会保障としてどこまでカバーするか、成長戦略としてどう位置付けるのか、これら二つの命題を掲げて、今動いている」と基本的考え方を説明した。 鴨下氏は、「日本は、医療ツーリズムのメッカになるべき」と述べるなど、特に強調したのは、成長戦略における医療の重要性だ。「国策として医療ツーリズムに取り組んでいる国もある。日本で誇れるのは、健康長寿であり、日本人のライフスタイルに海外は注目している」(鴨下氏)。 再生医療、医療機器のほか、経営や制度などの医療インフラ分野も、日本は海外に輸出できる力を持つことから、積極的な海外展開に期待を込めた。既にトルコの国立病院のネットワーク構築を官民共同で進めるなど、医療インフラの輸出が始まりつつあるという。 自民党の衆議院議員、鴨下一郎氏が1時間近くにわたり、講演。 一方で、鴨下氏は、「社会保障の中でも、医療費はどこまで伸びるか予測がつかな...