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子どもと2人きりの日常がストレスに◆Vol.3

スペシャル企画 2014年7月17日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「レジデントという意味でも冬の時代だった」と語る永田氏。2004年から臨床研修が必修化された時期に、後期研修を開始したため、2年間は産婦人科の後輩が来ない中、初期研修の指導も担当した。スーパーローテーションの研修をどう見ているのか。 2児の母である永田知映氏。自身の妊娠・出産を通じて、産婦人科医としての仕事にも好影響があったという。 研修医によって差がある上、臨床研修制度の良しあしはプログラム、さらには指導医サイドの問題もあり、一概には言えません。ただし、必ずしも産婦人科希望の研修医でなかったとしても、ものすごくやる気がある研修医はもちろんかわいいですし、教えたいと思う。教えれば、かならず向こうも答えてくれる。賢い研修医からは、逆にこちらが教わることも、たくさんあります。知識の交換であり、研修医にやる気さえあれば、お互いに得るものがあります。 ただ一方で、やはり患者さんを責任持って診なくなっている面があると思います。手技や知識を覚える体制は整っていて、1年目、2年目で要領よく、いろいろなことを身に付けやすくなっています。気管挿管にしても、まずシミュレーターで練習して、次はスーパーバイザ...