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小保方氏実験、11月までに判断、理研

レポート 2014年6月30日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方晴子ユニットリーダーらがNature誌に掲載した「STAP細胞」の論文の不正疑惑について、理研は6月30日、独自に進める検証実験に、7月1日から小保方氏が参加することを発表した。小保方氏の参加期間は11月30日までで、期間内に進展がなかった場合「基本的に、STAP細胞は存在しないとみなす」(理研広報室)方針。 小保方氏が参加するのは、論文の共著者の1人の丹羽仁史氏(CDB多能性幹細胞研究プロジェクトプロジェクトリーダー)が研究実施責任者を務める検証実験(『ES細胞混入「可能性低い」と丹羽氏、検証実験へ』を参照)。小保方氏の実験については、理研が指名した人物の立ち会いや、映像の記録など、透明性を確保できるようにした上で、様々な疑義に応えるための、アドバイスや実験などを担当する見込み。今回の小保方氏の参加については、野依良治良理事長の意向もあり、「小保方氏も参加の意思があると聞いている」(理研広報室)という。 また、理研は同日、Nature誌に掲載された論文について、未調査の項目について調査するための予備調査委員会を立ち上げた。前...