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「給与のわりに責任が重い」、勤務医不満最多◆Vol.10

医師調査 2014年7月1日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.17 診療報酬の決定についての不満 Q.17では診療報酬の決定についての不満を、複数選択可能な形式で聞いた。最も多かったのは「人件費・材料費などのコストが反映されていない」で53.5%となった。次いで、多かったのは、「専門医など専門性が評価されない」で48.7%。 消費税の問題は、日本医師会などから、医療界の理解の低さを嘆く声も聞かれるが、4割近い医師が問題視している結果となった。「患者申出療養(仮称)」の設立で、保険外併用療養が話題になる中、「保険適用の診療の限定」は20.7%。「不満はない」は6.5%にとどまった。 勤務医で、最も多かったのは「専門医など専門性が評価されない」となり、勤務しながら専門性を上げる金銭的なインセンティブが不十分な可能性がある。 「その他」の回答では、「質の高いリハビリを行うと逆にマイナスになることがある」(以上、勤務医)、「医学上必要であっても適応がなければ査定される」「複雑すぎる」「現場を全く分かっていない(以上、開業医)といった声が寄せられた。 Q.17-1 勤務先での給与決定方法についての不満(勤務医) Q.17-1では、勤務医を対象に、勤務先...