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7つのケースで判断、小保方氏実験、理研

レポート 2014年7月3日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方晴子ユニットリーダーらがNature誌に掲載した「STAP細胞」の論文(7月2日付で撤回)の不正疑惑について、CDBの検証実験の総括責任者で、CDB特別顧問の相澤慎一氏らが7月2日、神戸市内で小保方氏が参加する実験の概要を説明した。 ES細胞混入の可能性が指摘されていることから、小保方氏は実験を単独で実施し、理研が進めている丹羽氏と実験とは、別々に実施する(『ES細胞混入「可能性低い」と丹羽氏、検証実験へ』を参照)。どちらの実験も、STAP細胞樹立の第一段階であるOct4-GFP陽性細胞の発現から、最終分化細胞によるSTAP細胞などの樹立まで7つのケースを想定して、進捗をみる。 小保方氏の実験の様子は全て録画し、今年11月まで行う。Oct4-GFP陽性細胞の発現が確認されなければ、11月を待たずに終了する可能性もある。 相澤氏は、丹羽氏の検証実験の進捗は、明かさなかったが、「(小保方氏から)十分な情報がもらえていない」と話し、難航していることを伺わせた。 CDB特別顧問の相澤慎一氏は、小保方氏の実験がうまくいかなければ「できな...