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女子医大の学長解任、臨時理事会で決議か

レポート 2014年7月3日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京女子医科大学は、臨時理事会と臨時評議員会を7月6日に開催し、笠貫宏学長の解任、高桑雄一医学部長の問責について諮る見通しであることがこのほど分かった。笠貫学長は、大学のガバナンスや麻酔薬投与事故などへの大学の対応を問題視、6月11日付で理事長ら大学幹部全員の退陣を要求、翌12日に厚生労働省内で記者会見を開いていた(『女子医大の理事長ら、全幹部の退陣を要求』を参照)。笠貫学長は臨時理事会に先立つ4日に会見を予定しており、反論を展開するものとみられる。 大学は6月15日の臨時理事会で退陣しないことを決定したが、笠貫学長らの処分については決議しなかった(『女子医大理事長ら、退陣せず、臨時理事会で決議』を参照)。 麻酔薬投与事故とは、小児の鎮静用には禁忌のプロポフォール投与後、今年2月に2歳10カ月の男児が死亡した医療事故。大学は、男児の両親にメディアから連絡があるなど、男児の個人情報が漏えいしたことを問題視、刑法の秘密漏示罪に当たる可能性があるとして、関係者の調査を進めていた(『女子医大、医療事故の患者情報漏えいで調査』を参照)。 笠貫学長は、2013年9月に、前任の宮崎俊一学長が病気を理...