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東大総長の回答、「残念」と医学生

レポート 2014年7月4日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京大学医学部医学科6年生の岡崎幸治氏らが、同大医学部教授らがかかわった臨床研究不正疑惑について大学側に説明を求めていた問題で7月4日、文部科学省内で記者会見を行った。 岡崎氏らは7月3日までに、総長の濱口純一氏に今後の対応に関する回答を求めていたが、総長の代理で、コンプライアンス担当理事の苫米地令氏からの回答が3日に得られたのみだった(『東大総長に回答督促、期限は7月3日』を参照)。その内容も、「まずは部局である医学部・病院における対応を見守っていきたいと考えている」とあるだけで、大学として具体的な対応策を取る方針は示されなかった。 中心となって活動する岡崎幸治氏は、大学側の一連の対応について「残念」との感想を述べた。 岡崎氏は、総長名の回答が得られなかったことも含め、今回の大学の一連の対応について「残念」との感想を述べ、次のように語った。「総長宛ての(6月30日の)文書では、学生としての思いの丈をつづった。しかし、それに対して来たのは、総長ではなく、コンプライアンス担当理事からの返事だった。あまりに思いがけなかった。コンプライアンス担当理事が担当するということは、大学の側からすれば...