1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 女子医大学長の解任、理事会で決議

女子医大学長の解任、理事会で決議

レポート 2014年7月7日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京女子医科大学は7月6日、臨時理事会ならびに臨時評議員会を開催し、学長の笠貫宏氏の解任、医学部長の高桑雄一氏の問責をそれぞれ決議した。大学のガバナンスや正常な運営を阻害する無責任な言動を繰り返したことのほか、小児へのプロポフォール投与事故で、高桑医学部長が社会に公開することを容認、自らも患者個人情報を不適切に使用したことなどが、学長解任の理由だ(女子医大のホームページに資料掲載)。理事長の吉岡俊正氏が当面、学長代行を兼務する。 臨時理事会ならびに臨時評議員会後、午後8時頃から単独で取材に応じた笠貫宏氏。 理事会の決議は、4分の3以上の賛成が必要。臨時理事会後、取材に応じた笠貫氏は、「解任決議に反対は2人で、評議員会でも多数が解任を支持した」と説明。 笠貫氏は、「解任理由には、全く正当性がない。私がこれまで主張してきたことには大義、正義があるが、臨時理事会では全く議論されず、ある意味、強行採決で処理されてしまった。解任決議を受け入れる気持ちはない」などと、不満と怒りをあらわにした。笠貫氏は7月4日に文部科学省内で行った単独会見で、大学のガバナンスを問題視したことを、自ら「パンドラの箱を...