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日医の女性医師活用、「いずれも未達」

レポート 2014年7月27日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は7月26日、「医療界における男女共同参画のさらなる推進に向けて~10年で医療界における男女共同参画は進んだのか~」をテーマに、「第10回男女共同参画フォーラム」を日医会館内で開催した。 「日本医師会の男女共同参画の10年の歩み」というテーマで基調講演した、日医会長の横倉義武氏。 前日医男女共同参画委員会副委員長の長柄光子氏は、「方針決定過程における女性医師の参画の拡大を目指してきたが、日医役員と会内委員会委員における女性医師割合の目標は、いずれも未達」と手厳しく指摘、『2020年30%』の実現に向けて、「日医執行部へのさらなる働きかけと、女性医師の積極的な医師会活動参加を呼び掛けていきたい」と語った。『2020年30%』とは、2020年までに日医役員等における女性医師の割合を30%にするという意味だ。 同委員会では2011年3月、「女性一割運動」、つまり女性医師割合について「2012年度までに、会内委員会委員では1割、2014年度までに日医役員の場合は1割」という目標を打ち出した。しかし、実際には2013年度の会内委員会委員の女性医師は9.5%であり、現執行部の女性役員は3...