「神奈川の本気度、内外に示す」、黒岩知事
レポート
2014年8月1日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
神奈川県は8月1日、「神奈川県国家戦略特別区域推進会議」を独自に開催した。黒岩祐治知事は、冒頭のあいさつで、これまで「ヘルスケアニューフロンティア構想」を掲げ、最先端医療の創出などに取り組んできたとし、その上で「国家戦略特区の区域会議を開き、次のステップに進みたいが、その日程すら決まらない状況が続いている。神奈川県は一枚岩で取り組んでおり、その本気度を内外に示すために、緊急に今日の会議を開催した」と会議の趣旨を説明した。33市町村のうち30市町村の代表者や、民間事業者が参加した。 会議に冒頭であいさつする黒岩祐治神奈川県知事。 国家戦略特区は、安倍政権が掲げる成長戦略の柱で、各種の規制改革等の施策を推進するのが狙い。神奈川県は今年3月、6つの国家戦略特区の一つ、「東京圏」の対象地域として、東京都と千葉県成田市とともに指定された(『成田・国際医療福祉大学の医学部新設、再浮上』を参照)。内閣府が、6つの区域別に、国、地方公共団体、民間事業者から成る国家戦略特区区域会議を開催し、特区で実施する具体的な内容を固めた「区域計画」を策定、その計画を実行に移すスケジュールが想定されている。しかし、6...
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