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CDB笹井氏死亡、自殺か

レポート 2014年8月5日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

8月5日午前9時ごろ、神戸市中央区の先端医療センター5階で、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が倒れているのを、巡回中の警備員が発見し、その後死亡が確認された。理研の広報によると、建物の2階にある笹井氏の研究室の秘書の机の上に、遺書が置かれており、自殺とみられる。 理研によると、笹井氏は、近くの神戸市立医療センター中央市民病院に搬送された。倒れているのを発見した時点で、近くにいた医師が、死亡を確認。兵庫県警は一時「心肺停止の状態。救命救急の処置中」としていたが、同日午前11時すぎに、理研に「死亡を確認した」と連絡してきたという。 笹井氏は、CDBに所属する小保方晴子ユニットリーダーらとともに、STAP細胞に関する論文を、英・ネイチャー誌に発表。論文不正が問題になる中、4月に会見し、「(STAP細胞ができる)STAP現象は、今まで知られている細胞でないのは確か」などと話していた(『STAP細胞「既知のものでない」と断言、笹井氏』を参照)。論文は、その後撤回されている。 理研・笹井氏死亡、STAP問題調査に 投票受付中!...