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卒後5年目、教育の苦労増す◆Vol.6

スペシャル企画 2014年8月19日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

卒後5年目(2003年)で、多数の初期研修医の教育を担当する日々。夜12時、1時まで仕事をする日も多かったという。 僕は2003年から数年間は、本輪西サテライトクリニックの家庭医として、仕事をしました。所長という立場ではなかったものの、(当時のトップだった)葛西先生自身はあまり診療されていなかったので、僕が実際にはほとんど診て、所長のような感じでかかわっていました。 すごく楽しかったですね。自分の地域、自分のフィールドをちゃんと持たせてもらって、それまで勉強してきた外来や訪問診療のスキルを生かせるほか、地域の活動もやれるようになったので。同時に、大きなウエイトを占めるようになったのが、教育です。その頃から、家庭医を目指す医師が増えてきていました。日鋼記念病院の初期研修医の「Half day back」を今度は僕が教える立場になった。最も多い時で、週に15人、平均で週に10人くらい来ていました。初期研修医から見れば、週に半日の研修ですが、僕の立場からすれば、火、水、木、金、土曜日、つまり月曜日以外は毎日研修医を教育する日々。 2003年に北海道家庭医療学センター家庭医療学専門医コースを修...