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「宮城大学医学部」、総事業費は979億

レポート 2014年8月11日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

宮城県は8月8日、宮城大学への医学部新設が実現した場合の「栗原キャンパス」の建設費は、270億円、開学後40年間の維持管理費は709億600円、合計の総事業費は979億600万円に上るという事業案を、県行政評価委員会の大規模事業評価部会で公表した(資料は、(宮城県のホームページに掲載)。 事業案について、県は「震災復興の観点はもとより、医師不足の解消と大学を核とした地域まちづくりの事業として大きな意義を有するものであり、事業の実施は適切であると判断」という旨の自己評価結果を、大規模事業評価部会に提出している。 大規模事業評価部会では、8月8日から22日まで、事業案に対し、県民から意見を募集、それを踏まえ、9月22日に事業案に対する最終評価を取りまとめる予定。 宮城県では,県民生活や県財政への影響が大きい事業に実施に先立ち、「大規模事業評価」を行っている。今回の事業案の公表、評価もその一環。文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」は、3候補のうち、1候補の絞り込みに至っていない(『東北の医学部新設、1校選定に至らず』を参照)。この段階で、「大規模事業評価」を実施するのは...